【事例紹介】風俗店で本番トラブルに発展したときに注意すべき点

【事例紹介】風俗店で本番トラブルに発展したときに注意すべき点

 
皆さま、当サイトにご訪問いただきましてありがとうございます。
本日は、風俗店においていわゆる本番トラブルに発展した際に注意すべきポイントについてお話をしたいと思います。

風俗店においては様々な法的トラブルが起きますが、以前もお話をしたとおり、弊所に一番多くご相談をいただくのはいわゆる本番トラブルになります。
本番トラブルとは、デリバリーヘルスなどで禁止行為とされる性行為に及ぶことで発生するトラブルです。
本番トラブルに発展したときにはどのように対応するのが良いのでしょうか。

まず、本番トラブルにおいては、現場となったホテルの部屋で話し合いを進めるケースがほとんどです。
中には、衣服を身につけていない状態で話し合いをさせられたなどというケースもあります。
密室での話し合いとなると必要以上にプレッシャーを感じ、恐怖心や不安から風店側に押し切られてしまう可能性があります。
そのため、ホテルの部屋での話し合いをするのではなく、ホテルを出て、人通りのある喫茶店などで話をするようにしましょう。

次に、相手方からの請求についてですが、一律罰金で100万円を支払ってもらっているなどと迫られることもあるようです。
これは支払義務を負うのでしょうか。
こちら側が何らかの支払義務を負うとしたら、損害の賠償を行うという趣旨で支払うことになるでしょう。
そのため「罰金」という抽象的な根拠に基づいて支払う義務はありません。
こういった場合には、損害額を明確にしてもらうようにしましょう。

通常、風俗店での本番トラブルとなると、怪我をしたのであれば治療費、その他、性病検査や妊娠の検査、アフターピルの実費などが損害として考えられます。
また、お休みをするということになれば、休業補償をする可能性もあります。
さらに、場合によっては慰謝料という形で支払義務を負う可能性もあります。
ですが、上記はあくまで、こちらの行為によって発生した損害である必要があります。
より厳密にいえば、請求する立場であるキャストないし風俗店が、損害の内容を明確にしたうえで、当該損害が発生したことを「証明」しなければならないのです。

皆さまの中には自宅や職場に知られるのではないかという不安から、早期に解決したいと考えて、相手方の言い値で支払ってしまう方も多いのですが、実は上記のとおり内容を詰めなければならないのです。
迷惑をかけたことは間違いないところではありますが、必要以上に加害者である追い込まれることで、根拠のないお金を支払ってしまうケースが後を絶ちません。

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