【事例紹介】風俗店で盗撮をしてしまい、高額な賠償請求をされたら
皆さま、当サイトにご訪問いただきましてありがとうございます。
本日は風俗店における盗撮トラブルについてお話をしたいと思います。
今まで当サイトでいわゆる本番トラブルについては何度か触れてまいりましたが、盗撮トラブルもご相談いただく件数の多いトラブルになります。
なお、ここでお話をするトラブルは盗撮行為をしてしまったところ、キャストに発覚し、キャストや店員から損賠請求名目で多額の金銭を請求された事案を前提にお話をします。
撮影機材が小型化し、その性能も向上したことから、つい出来心で盗撮をしてしまうということがあるようです。
盗撮した側としては上記のとおり、つい出来心で…かもしれませんが、キャスト側からすれば、撮影された画像や動画がネットで拡散されると、事実上回収は不可能となってしまうため、そのネガティブな影響は計り知れないものがあります。
実際、風俗店で盗撮した動画が販売されていたという悪質なケースもありました。このケースは刑事事件化されましたが、仮に刑事事件にまでは至らなくとも、キャストの権利侵害の程度は深刻なものがあります。
盗撮は絶対に止めましょう。
上記のような事情もあり、キャストやお店が盗撮を発見した際に、厳しくお客さんを詰めるのも納得がいくところです。
ですが、必要以上に追い込んだり、過大な請求をしたりするケースは不当要求に該当する可能性があります。
ご相談いただいたケースでは、その場で店員を呼ばれて、すぐに画像を削除したが、女性が精神的に苦痛を被ったうえ、休みがちになった、止めてしまいそうだということで多額の損害賠償請求をされたケース、同じく動画をすぐに削除したが、拡散された可能性は否定できないとして、念のため将来対応するための費用として多額の損害賠償請求をされたケースなどがございます。
損害賠償請求においては、請求する側が損害の内容を主張し、立証しなければなりません。
ですが、加害者と被害者という構図、風俗店でのトラブルであり、あまり知られたくないこと、警察が介入してきたら困るという不安から、請求された金額をそのまま払ってしまうというケースが後を絶ちません。
もし盗撮をしてしまったときは、もちろん謝罪したうえで、画像や動画はすぐに削除をすべきですが、それを超える法的な責任について話が及んだら、弁護士に相談してみるといいかもしれません。