【事例紹介】ご相談いただくことが多い男女トラブルの例

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最近、頻発している男女トラブルですが、トラブルになる場面や原因はある程度限られていることがわかってまいりました。

以下、よくあるパターンをご紹介します。

目次

①もらったものを返せと言われた

交際期間中にお金や物品を受け取ったところ、交際関係の解消後に返せと言われたケースはやはり多いですね。

特に多いのが、風俗店の従業員(キャスト)とお客さんとの間で、店を通さずに会っている時に渡された金品について返還を求められるケースです。

お客さんとしては気を惹こうとする行動なのでしょうが、中にはキャストから断られているにもかかわらず「あげる」「返さなくていい」「少しでも役に立ちたい」など半ば強引に金品を渡してくるケースもあります。

お店を辞めたり、連絡を取らなくなったりしたタイミングで態度が豹変し「全部返せ」と言われて困っているという事案は後を絶ちません。

悪質なケースでは、身元の特定を何らかの方法で行い「家族にバラす」「職場にバラす」と脅迫行為に及ぶものもございます。

当然、もらったものは原則返す必要はありません(法的には贈与契約に該当します)。ただ、上記のような揺さぶりをかけられて応じざるを得ない状況に陥り、結果として風俗店を辞められなかったり、新たに借り入れをしたりとお困りの方も多くいらっしゃいます。

もらったものを返せと言われ、そのやり方が脅迫ともいえるものであったときは、下手に返還したり、約束したりする前に、弁護士に相談してみるといいかもしれません。

②リベンジポルノ

やはり今でもリベンジポルノのご相談は多いです。

社会問題化し、一定程度警戒をしている方が多いのですが、やはり交際相手などからお願いされて断り切れず、撮影に応じてしまうというケースがございます。

相手方は「絶対消す」「どこにもアップしない」とは言います。

ですが、何かのタイミングで撮影された動画や画像のデータが相手方の武器になる、逆を言えばこちらの弱点になる可能性があります。

インターネット上に出回れば、容易にコピーが可能であり、拡散を止めることはほぼ不可能です。

また、職場や家族などにメールやSNSのダイレクトメッセージを通じて画像データを送るといった悪質なケースもございます。

関係が円満であれば問題にならないことも、関係が悪化したり、関係を解消するといった場面で深刻な問題になることもあります。

特に撮影を許すことは大きなリスクになることを理解しておいたほうが良いでしょう。

③同棲解消をめぐるトラブル

同棲関係を解消するタイミングで起こるトラブルは長期化する傾向があるトラブルになります。

いずれかが退去をするなどして、生活を変える必要があるため、交際関係を解消するという話になった後もすぐに同棲関係を解消することができないことが多いことからトラブルになります。

典型的な例は、〇月〇日までに出ていけといったようなことを突き付けられ、途方にくれるというご相談です。

また、DV被害を受けているケースもあり、この場合には同棲関係を解消したいが、私物を回収するなど家に行くことが怖いというご相談もございます。

さらに、同棲時に購入した生活用品の所有権をめぐって争いになったり、賃料をはじめとする未払コストの負担で揉めたりするケースもございます。

安易に同棲関係に入ると、生活の基礎ができてしまうため、その解消にあたってはトラブルになることも少なくないということを頭に置いておくといいでしょう。

以上、男女トラブルのよくある例を紹介してまいりました。

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