親にバラす・職場にバラすと脅されている風俗店で働いている方は「親にバラすぞ」「職場に言うぞ」などと脅されて困り果ててしまわれるケースが多々あります。金銭を請求されたり交際を迫られたりすることもあるでしょう。
そのような場合、放っておくと大きなトラブルに発展する可能性があるので、早急に適切な対応をすべきです。相手の言い分に従う必要はありません。
以下で、正しい対処方法をご紹介します。
1.店から脅されるパターン
風俗やキャバクラで働いている方は、お店を辞めようとしたときなどに店から脅されることが多いです。「やめるなら親に言うぞ」「職場に知られたら困るだろう」などと言われるので、バラされるのが怖くなり、我慢して働いてしまうパターンです。
2.客から脅されるパターン
水商売のお店で働いている方は、客から脅されることもよくあります。客がストーカーのようにつきまとってきていろいろ調べてくるためです。
ひょんなことから本職の職場や家族関係を知られたら、「家族や職場にバラす」と言われて金銭を請求されたり交際を求められたりする例があります。
3.脅迫、恐喝、強要は違法
このように、相手を脅迫する行為や、相手を脅して何らかの行為を無理にさせようとしたりお金を払わせようとしたりするのは違法行為です。
具体的には脅迫罪、恐喝罪、強要罪などが成立する可能性があります。
また、無理矢理働かせることは労働基準法違反にもなります。
このように、相手の要求は不当ですから、従う必要はありませんし、従うべきでもありません。
4.脅されているなら、お早めに弁護士にご相談下さい
もしも風俗やキャバクラで働いていて、お店や客から「親にバラす、職場にバラす」と脅されたなら、すぐに弁護士まで相談しましょう。
弁護士であれば、相手の請求の違法性を指摘するとともに、相手の要求に屈しない毅然とした態度を明らかにして、相手を退かせることができます。しつこい相手や悪質な相手であれば、刑事告訴をして警察に逮捕してもらうことも可能です。
早期に弁護士にご相談いただけましたら、親や職場に知られないままトラブルを収めてしまうことも充分可能ですし、実際に今までそのようにして解決してきた事例がたくさんあります。「親や職場にバラす」という脅しによる不当請求は、卑劣な行為で許されるものではありません。