いわゆる不倫関係にあった相手の奥さんから連絡を受けて、慰謝料の請求をされたが請求金額があまりにも高額で困っているとの連絡を受けました。 ご相談者様の配偶者はまだ事実を知らないところ、相手方は本日のうちに回答しなければ配偶者に全て話をすると揺さぶりをかけてきていたため、その日のうちに弁護士が介入したという事例がありました。
ご相談いただいたその場で相手方に電話で連絡をして、今後、本人や配偶者など家族、職場への連絡はお控えいただくこと、必要な連絡は全て弁護士宛にするようお伝えしました。
また、事実関係について争いはないが、請求金額は高額に過ぎるところ、裁判例等を踏まえた相場や支払能力、早期解決のメリットなどをお話し、再度金額を検討いただくようお伝えしました。
いきなり弁護士から連絡が来たことで、相手方は当初激高しましたが、説明を繰り返し受けているうちに落ち着いてきました。
後日、裁判例等を踏まえた相場から大きく外れるものではない金額の提示があり、ご依頼者様としては早期解決の観点からこれを受け入れることとしたのですが、相手方は和解の条件として、本人が直接金銭を持参し、目の前で謝罪をすることを出してきました。
なお、相手方は地方にお住いの方でした。
直接お会いするとなれば新たなトラブルともなりかねないので代理人限りでお話をしたいと申し入れしましたが、相手方が和解の絶対条件であると全く譲らなかったため、弁護士がご依頼者様と相手方指定の喫茶店に同行、その場で謝罪と金銭の支払、合意書の取り交わしを行いました。
不倫の慰謝料請求の事案では、相手方から「直接謝罪に来い」と言われることが少なくありません。
不倫慰謝料に関しての不当要求に悩んでいる方がいらっしゃいましたら、一度弁護士に相談してみるといいかもしれません。