風俗店で勤務する女性から、退店を店に伝えたら、お店から損害賠償請求をする、親に勤務の事実をバラすなどと言われて退店ができずに困っているという事例がございました。
お店に対して強要行為を止めるよう伝え、これ以上勤務する意向はないこと、本件とは無関係な親族に連絡することは止めること、損害賠償請求をするというのであれば法的根拠を示したうえ当職に書面で連絡することを伝え、強要行為が継続するようであれば警察に対応を要請する旨話して退店を認めさせました。
また、風俗店では退店後もしばらく在籍しているかのように写真がホームページに残っていることが多く、本件でも退店後にも関わらず画像データが残っていたため、改めて連絡をして画像を削除してもらいました。
風俗店では従業員である女性の確保が容易ではないという事情もあってか、退店時に女性を引き留めようとする店との間でトラブルになることが少なくありません。
親や職場への連絡をほのめかされたり、損害賠償請求をするなど言われたりして、退店ができずにお困りの方は、一度弁護士に相談してみるといいかもしれません。