- 慰謝料を請求されたけれど、高額すぎると思う
- 慰謝料を減額してほしい
- 慰謝料を支払えなかったらどうなるのか?
慰謝料請求をされてお困りであれば、弁護士までご相談ください。
1.慰謝料は減額できる
慰謝料請求をされたとき、必ずしも請求金額の全額を払わないといけないわけではありません。たいていの場合、慰謝料は減額可能です。
1-1.相場より高い請求金額のケース
慰謝料には「適正な金額の相場」があります。そこで相手が相場よりも高額な請求をしている場合には、相場程度の金額に抑えることが可能です。相手は訴訟を起こしても、相場より高額な慰謝料を獲得することができないからです。
相手の請求金額が高すぎるなら「こういったケースの慰謝料の相場は〇〇円程度なので、〇〇円まで減額してください」と言えば、たいていその金額にまでは下がります。
1-2.相場以下に減額できるケース
相手の請求金額が相場通りであっても、相場以下に減額できる可能性があります。
1つはあなたにお金がない場合です。あなたが支払いに応じない場合、相手は訴訟をしなければなりませんが、訴訟をしても「お金のないところからは取れません」。日本の民事裁判では「借金させて支払わせる」ことができないので、まったく資力が無いならば判決が出ても慰謝料を取り立てることができません。
そこで「ない袖は振れない」ことを理由に慰謝料を大きく減額できるケースがあります。
また訴訟をすると、相手は労力と時間、弁護士費用をかけることになります。それで多少慰謝料が上がっても、全体的に考えると利益がないと思われるケースも多々あります。
そこで「訴訟前に示談によって解決する」という利益を相手に与える分、慰謝料を減額してほしいと交渉することも可能です。
さらに相手の請求が法律上の理由のない不当なものであれば、不当請求として排斥する方法も考えられます。
2.慰謝料を減額する方法
相手から請求された慰謝料を減額するためには、交渉が必要です。
まずは相手が請求金額より低額な慰謝料に納得するように、説得的に減額事由を主張する必要があります。金額について「これ以上減額できない」と言われたら、分割払いを検討し、相手に提案して了承させることも検討します。
こうして最終的に減額された金額に合意ができたら、慰謝料の支払いに関する合意書を作成し、その内容に従って支払いをします。
慰謝料請求されたときに、効果的に支払金額を減額したり不当請求を排斥したりするには、法律の専門家である弁護士が対応すると有利に解決しやすいです。大幅に減額したり長期分割払いにできたりするケースも多々ありますので、お困りの際には是非とも一度、ご相談ください。