婚約破棄の慰謝料相場と請求方法

  • 婚約破棄されたとき、どのくらいの慰謝料を請求できる?
  • 婚約破棄の慰謝料はどうやって請求すればいい?
  • 婚約破棄の慰謝料の計算方法を知りたい

不当に婚約破棄されたら、相手に慰謝料請求(損害賠償請求)できます。その際の金額の相場や請求方法を解説します。

目次

1.婚約破棄の慰謝料の相場

婚約破棄の慰謝料の相場は、だいたい100~300万円程度です。

ただしケースによってはこれより大きくなる場合もあります。

2.婚約破棄の慰謝料を計算!高額になる場合とは?

婚約破棄の慰謝料には計算式があるわけではありませんが、高額になりやすい要素は存在します。

それは以下のような場合です。

  • 婚約期間が長かった
  • 婚約前の交際期間が長かった
  • 妊娠出産した
  • うつ病などの精神病になった
  • 婚約破棄された側の年齢が高い
  • 結婚のために仕事を辞めた

上記のような事情が重なると、慰謝料の金額が上がって300万円やそれ以上になる可能性もあります。

3.婚約破棄の慰謝料請求方法

婚約破棄で慰謝料請求するには、以下のような手順で進めましょう。

1 口頭で請求する

まずは相手に口頭で慰謝料を払うように求めます。相手が支払いに応じたら、トラブルを大きくせずに慰謝料問題を解決できます。

2 内容証明郵便で請求する

口頭で請求しても対応してもらえない場合には、内容証明郵便を使って慰謝料の請求書を送りましょう。これにより、相手がプレッシャーを感じて支払いに応じてくる可能性があります。

3 話合いをする

内容証明郵便で請求書を送っても、相手が請求金額をそのまま払ってくる可能性は小さいので、支払い額や支払い条件について話合いを進めます。

4 合意して支払いを受ける

お互いに合意ができたら、合意書を作成して支払いを受けましょう。

5 慰謝料請求訴訟を提起する

話合いをしても合意できなかった場合には、慰謝料請求訴訟(損害賠償請求訴訟)を起こして、裁判で解決する必要があります。

判決で支払い命令を出してもらえたら、相手がそれに従って慰謝料を支払います。

もしも相手が判決に従わない場合には、相手の給料や預貯金、不動産などを差し押さえることができます。

4.婚約破棄の慰謝料請求は弁護士へ

婚約破棄の慰謝料請求を進める際には、自分一人で進めるよりも弁護士に依頼した方が有利になりやすいです。

内容証明郵便で請求するときにも本人名で送るより弁護士名の方が相手に与えるインパクトが強く、その後の交渉でも良い条件を獲得しやすくなります。交渉が決裂して訴訟になっても問題なく対応可能です。

婚約破棄で迅速かつ有利な解決を目指すため、よかったら弁護士までご相談下さい。

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