- メンズエステの施術中に、自分の言動がセクハラに当たらないか不安を感じている
- セラピストやお店から指摘を受け、今後どうなるのか気になっている
- セクハラが犯罪として扱われる可能性や、慰謝料を請求されるリスクを知りたい
こんな悩みにお答えします。
判断に迷ったまま何も対応しないでいると、状況が整理されないまま時間だけが過ぎてしまい、警察への相談やセラピストからの損害賠償請求など、事態が深刻化してしまう可能性があります。
この記事を読めば、メンズエステでどのような行為がセクハラとみなされうるのか、また実際にトラブルになった場合に取るべき対応の流れを理解できます。
具体的には、以下の内容を解説します。
- メンズエステで起こりやすいセクハラトラブルの実態
- セクハラとされる可能性があるNG行為の具体例
- セクハラが犯罪に該当するケースと法的リスク
- セクハラトラブルを防ぐための3つの注意点
- セクハラトラブルになってしまった場合の対処法
メンズエステの利用中に不安を感じている方や、すでにセラピストやお店とのトラブルになりかけている方は、冷静に状況を整理するためにも、ぜひ最後までご覧ください。
メンズエステで起こりやすいセクハラトラブルとは?

メンズエステは、リラクゼーションを目的としたマッサージ店であり、本来は性的なサービスを提供する風俗店とは異なります。しかし、施術という身体接触を伴うサービスの性質上、利用者の言動やセラピストへの接し方によっては、セクハラと受け止められるトラブルに発展するケースがあります。
たとえば、施術中に許可なく体に触れる行為や、性的なサービスを求める発言などが、セクハラとして問題視されることがあります。もちろん、すべての接触や発言が直ちにセクハラと評価されるわけではありません。
もっとも、セラピスト側が不快感や恐怖を感じた場合には、店舗からの出入り禁止措置などにとどまらず、警察への相談や損害賠償請求など、法的なトラブルに発展する可能性がある点には注意が必要です。
また、メンズエステのセクハラトラブルは、利用客からセラピストへの行為だけでなく、逆にセラピスト側からの接触や誘惑的な言動をきっかけに、利用客側の行為が問題視されるケースもあります。
どちらの立場であっても、「施術中だから」「お店のサービスの一環だから」という認識だけで行動すると、後になって想定していなかったトラブルに発展する可能性がある点は理解しておきましょう。
メンズエステでセクハラとされる可能性があるNG行為

メンズエステの施術中に、行為に及んだ側の意図にかかわらず、どのような行為がセクハラと評価されやすいのかを把握しておくことは、トラブルを避けるうえで重要です。
以下の行為は、実際にセラピストや店舗とのトラブルに発展しやすいとされる代表的なものであり、必ずしもこれらに限られるものではありません。
- セラピストの体に無断で触れる
- 紙パンツの着用を拒否する
- 性器を露出したり自慰行為をしたりする
- 性的なサービスを要求する
- 過度な下ネタや卑猥な発言をする
悪意の有無にかかわらず、セラピストがどのように受け止めたかによって評価が左右されうる点も理解しておく必要があります。
セラピストの体に無断で触れる
施術はセラピストが利用者の体に触れて行うものですが、逆に利用者がセラピストの体に無断で触れる行為は、セクハラと評価される可能性があります。
特に、施術とは無関係な部位に触れた場合や、セラピストが明確に拒否しているにもかかわらず接触を続けた場合には、不同意わいせつ罪など、犯罪として問題になる可能性も否定できません。
施術中にセラピストへ触れたいと感じる場面があったとしても、相手の同意なく行動に移すことは避けるべきといえます。
お店によっては、利用規約やルールとして接触行為を明確に禁止している場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
紙パンツの着用を拒否する
多くのメンズエステ店では、施術中に紙パンツの着用がルールとして定められています。
紙パンツの着用はセラピストの安全と衛生面を確保するための措置であり、利用者側の都合で着用を拒否したり、施術中に脱いだりする行為は、店舗のルール違反となるだけでなく、そのこと自体がセラピストに不安や不快感を与え、結果としてセクハラの一因となる場合もあります。
紙パンツの着用に関するルールは、契約内容の一部として案内されていることが一般的です。
たとえルールに納得できない場合であっても、その場で一方的に拒否するのではなく、事前にスタッフへ質問し、説明を受けたうえで利用するかどうかを判断しましょう。
性器を露出したり自慰行為をしたりする
施術中に性器を露出させたり、自慰行為に及んだりする行為は、セクハラとして問題になるだけでなく、状況によっては公然わいせつ罪などの刑事責任が問われる可能性もあります。
もっとも、公然わいせつ罪の成立には「公然性」、つまり不特定または多数の人が認識できる状態にあったことなど、法律上の要件を満たす必要があります。
一方、個室で行われた場合など、公然性が認められないケースでも、行為の内容や相手の意思、行為に至った経緯などによっては、不同意わいせつ罪など別の犯罪の成否が問題となる可能性があります。
メンズエステは、一般に性的なサービスを提供することを目的とした店舗ではありません。そのため、こうした行為は店舗のルールに反する可能性があるだけでなく、具体的な行為や状況によっては、刑事上・民事上の責任が問題となる可能性があります。
また、店舗がどのような対応をするかと、その行為が法律上どのように評価されるかは別の問題です。店舗から注意や退店を求められるといった対応の有無にかかわらず、性器の露出や自慰行為などには法的な問題が生じる可能性があることを理解しておきましょう。
性的なサービスを要求する
セラピストに対し、本来のマッサージや施術の範囲を超えた性的サービスを要求する行為も、セクハラとして問題視される代表的な例です。
いわゆる「本番行為」や、性交・挿入を伴う行為を求めることは、セラピストの意思に反する要求となるだけでなく、状況によっては犯罪に該当する可能性もあります。
セラピスト側がその場で明確に拒否できないケースもあるため、要求する側に悪意がなかったとしても、結果的に相手を畏怖させる行為となってしまうことがあります。なお、拒否した場合に不利益を示唆するなど脅迫的な言動を伴う場合には、強要罪などの犯罪に該当する可能性もあります。
要求に応じてもらえるかどうかにかかわらず、性的サービスを求めること自体がトラブルの引き金になりうる点を理解しておきましょう。
過度な下ネタや卑猥な発言をする
身体的な接触がなくても、施術中に過度な下ネタや卑猥な発言を繰り返す行為は、言葉によるセクハラとして問題になることがあります。プライベートな質問や性的な内容の会話を、相手が望んでいないにもかかわらず執拗に続ける行為も同様です。
もちろん、会話の内容だけで直ちに犯罪が成立するわけではありません。
ただし、発言の具体的な内容や態様によっては、店舗からクレーム対応や出入り禁止などの措置を受けるだけでなく、相手の人格や名誉を侵害するなど、別の法的問題が生じる可能性もあります。
施術中の会話についても、相手の反応や立場を意識し、節度ある対応を心がけることが大切です。
メンズエステのセクハラが犯罪に該当する可能性もある

メンズエステでのセクハラ行為は、店舗内のマナー違反にとどまらず、内容によっては刑事上の犯罪として扱われる可能性があります。
刑事責任は、店舗のルール違反や民事上の損害賠償責任とは別の問題であり、成立するかどうかは、行為の態様や当時の状況といった個別具体的な事実関係を踏まえて判断されます。
ここでは、問題となりうる代表的な犯罪を紹介します。
不同意わいせつ罪が成立する可能性
セラピストの同意なく、わいせつな行為に及んだ場合には、不同意わいせつ罪が成立する可能性があります。
不同意わいせつ罪は、単に相手が同意していなかったというだけで直ちに成立するものではなく、令和5年の刑法改正により、暴行・脅迫を受けた場合や、恐怖・驚愕により抵抗できない状態にあった場合など、法律で定められた事由によって同意しない意思を示すことが困難な状態にあったと認められる場合に成立しうる犯罪として整理されています。
つまり、施術という業務の性質上、身体的な接触自体は一定程度想定されていますが、その範囲を超えた接触や、セラピストが明確に拒んでいるにもかかわらず行為を続けた場合には、不同意わいせつ罪の成否が問題となる可能性があります。
実際に犯罪が成立するかどうかは、暴行や脅迫の有無、セラピストが拒絶の意思を示せない状況にあったかなど、行為当時の具体的な事情を踏まえて判断される点に留意が必要です。
なお、不同意わいせつ罪の法定刑は、6か月以上10年以下の拘禁刑と定められており、罰金刑の規定はありません。そのため、起訴された場合は略式手続によらず、正式な裁判(公判請求)で審理される点も特徴です。
起訴するかどうかは検察官が個別に判断するものであり、被害の申告があったからといって、必ず起訴に至るとは限りません。
行為によっては別の犯罪が問題になる可能性
セクハラ行為の内容によっては、不同意わいせつ罪以外の犯罪が問題になることもあります。
たとえば、性交や性交類似行為に至った場合には不同意性交等罪、暴行を伴う場合には暴行罪、執拗に要求を続けた場合には強要罪が問題となる可能性があります。
特に、不同意性交等罪は、法定刑が5年以上の有期拘禁刑と定められており、不同意わいせつ罪よりも極めて重い罪として位置づけられています。行為の悪質性が高いと判断された場合には、複数の罪が同時に問題となるケースもあります。
また、施術後にトラブルとなり、セラピストや店舗から高額な示談金を求められるケースも報告されています。
実際にどの犯罪が成立するか、あるいは示談金の請求に法的根拠があるかは、個々の事案の経緯や証拠関係によって異なります。自身の行為に心当たりがあり不安を感じる場合は、早い段階で弁護士へ相談し、法律相談を通じて今後の見通しを確認しておきましょう。
メンズエステでセクハラをしてしまった場合のリスク

メンズエステでセクハラに当たる行為をしてしまった場合、どのようなリスクが生じうるのかをあらかじめ理解しておくことは、冷静な対応につながります。
想定されるリスクは、刑事上の責任、セラピストに対する民事上の責任、そして店舗との契約に基づく措置という、それぞれ性質の異なる複数の問題にまたがることがあります。
どのリスクが実際に生じるか、また複数のリスクが同時に問題となるかどうかは、行為の内容や程度、相手の受け止め方、証拠の有無など、個々の事情によって異なるため、一律に決まるものではありません。
想定される主なリスクについて、それぞれ見ていきましょう。
刑事事件として捜査される可能性
セラピストや店舗から警察に被害届が提出された場合、セクハラ行為が刑事事件として捜査の対象となることがあります。
捜査の結果、犯罪の成立が認められれば、刑事罰の対象となることもあります。捜査のきっかけは、セラピスト本人による被害届の提出に限らず、その場に居合わせたスタッフの通報や証言などから捜査が開始されることもあります。
とはいえ、被害の申告があったからといって、直ちに逮捕や起訴に至るとは限りません。
捜査機関は、行為の態様や証拠関係などを踏まえて対応を判断するため、まずは事実関係を正確に整理しておくことが重要です。
警察から事情聴取を受けたり逮捕されたりする可能性
捜査が開始された場合、警察から任意で事情聴取を受けることがあります。行為の内容や状況によっては、緊急性が高いと判断され、逮捕に至ることも想定されます。
一般的に、逮捕された場合は48時間以内に事件が検察官に送致され、検察官がさらに24時間以内に勾留を請求するかどうかを判断します。裁判官に勾留が認められると、原則10日間、必要に応じてさらに10日程度まで延長され、身柄の拘束が続く可能性があります。
一方で、逮捕に至らず、在宅のまま捜査が進められるケースも少なくありません。
事情聴取の連絡を受けた場合には、その場しのぎの対応をするのではなく、事前に弁護士へ相談し、聴取に臨むときの心構えや説明の仕方についてアドバイスを受けておくことをおすすめします。虚偽の説明は、かえって不利な結果を招く可能性があるため避けてください。
セラピストから損害賠償を請求される可能性
セクハラ行為によってセラピストに精神的な苦痛を与えたと評価された場合、民事上の損害賠償請求として、慰謝料の支払いを求められる可能性があります。
刑事責任の有無にかかわらず、民事上の責任が問われることもある点には注意が必要です。
慰謝料の金額は、行為の内容や継続期間、精神的苦痛の程度などを踏まえて個別に判断されるものであり、一律の相場が存在するわけではありません。
請求された金額が必ずしも法的に妥当とは限らないため、その場で安易に応じるのではなく、金額の根拠や算定の妥当性について、弁護士に確認したうえで対応を検討することが望ましいです。
店舗から出入り禁止などの措置を受ける可能性
刑事上・民事上の責任とは別に、店舗独自の判断として、出入り禁止や利用登録の抹消といった措置を受けることもあります。
こうした措置は、あくまで店舗との契約上の問題であり、刑事罰や損害賠償とは性質が異なります。
なお、理論的には、出入り禁止の措置を受けたにもかかわらず、あらためて店舗を訪れた場合には、状況によって建造物侵入罪などが問題となる可能性もあります。
もっとも、出入り禁止の措置を受けたこと自体が、周囲に事情を知られるきっかけになる可能性もあるため、日頃から施術中のルールやマナーを守った行動を心がけることが大切です。
メンズエステのセクハラトラブルを防ぐための3つの注意点

メンズエステでのセクハラトラブルは、利用者側にそのつもりがなくても、結果的に生じてしまうことがあります。
ここでは、トラブルを未然に防ぐために意識しておきたい注意点を3つ紹介します。
- 店舗のルールや禁止事項を事前に確認する
- 施術中の言動が相手に不快感を与えないよう注意する
- セラピストからの要求にもその場で安易に応じない
最悪の事態や想定外のケースを避けるためにも、それぞれ確認しておきましょう。
店舗のルールや禁止事項を事前に確認する
メンズエステを利用する前には、公式サイトや予約時の案内などで、施術に関するルールや禁止事項を確認しておくことが大切です。
たとえば、紙パンツの着用や、セラピストへの接触に関する取り決めは、店舗によって細かな違いがある場合があります。
具体的には、以下のような点を確認しておくと安心です。
- 紙パンツの着用や体位に関するルール
- セラピストへの接触が禁止されている部位や範囲
- オプションサービスの内容と、その適用範囲
- ルール違反時のペナルティや対応方針
ルールを知らなかったことは、トラブルを避ける理由にはなりにくいため、疑問点があれば来店前にスタッフへ質問し、納得したうえで利用しましょう。
施術中の言動が相手に不快感を与えないよう注意する
施術中は、リラックスした雰囲気から言動が普段より軽率になりやすい場面もあります。
しかし、セラピストも一人の人間として、不快に感じる発言や行動には拒否する権利があります。
軽い冗談のつもりであっても、相手の受け止め方次第ではセクハラと評価される可能性があるため、常に相手の立場を意識した対応を心がけましょう。
相手の表情や反応の変化に気づいた際は、すぐに言動を改める柔軟さも大切です。
セラピストからの要求にもその場で安易に応じない
まれに、セラピスト側から過度な接触や誘惑的な言動があり、利用者がこれに応じたことで、後になって「禁止行為をした」と指摘されるケースも報告されています。
このような状況でも、その場の雰囲気に流されて行動することは避けましょう。
少しでも違和感を覚えた場合は、施術を一旦中断してもらう、あるいはスタッフへ相談するなど、冷静な対応を意識することが、結果的に自身を守ることにつながります。
誘導的な言動を受けたと感じた時点で、日時や具体的なやり取りをメモしておくと、後にトラブルとなった際の説明材料になります。
メンズエステでセクハラトラブルになった場合の対処法

すでにセラピストや店舗との間でトラブルが生じてしまった場合には、その後の対応によって、事態が悪化するかどうかが左右されることがあります。
実際にトラブルになった際には、以下の対処法を参考にしてみてください。
- 相手と直接交渉せず冷静に対応する
- LINEやメッセージなどの証拠を保存する
- 警察や弁護士に早めに相談する
それぞれのポイントについて、具体的に解説します。
相手と直接交渉せず冷静に対応する
店長やスタッフから高額な示談金や違約金を求められた場合でも、その場で感情的になって反論したり、逆に不安から要求にすぐ応じたりすることは避けましょう。
なぜなら、その場での対応が、後の交渉や法的な判断に影響を与える可能性もあるからです。
まずは、「持ち帰って検討させてほしい」と伝え、すぐに結論を出さない姿勢を保つことが重要です。
あわせて、以下のような対応も避けるようにしましょう。
- その場で現金を支払う、またはATMへ同行する
- 内容を十分確認しないまま示談書や念書に署名する
- 「家族や職場にバラす」などの発言に動揺し、要求をすべて受け入れる
LINEやメッセージなどの証拠を保存する
店舗やセラピストとのやり取りは、可能な範囲で記録として残しておきましょう。
以下のような情報は、後に警察や弁護士へ相談する際の重要な資料となる可能性があるためです。
- LINEやメッセージの履歴
- 通話内容のメモ
- 振込記録
特に、施術中の状況について当事者間で認識の食い違いが生じやすい場合には、客観的な証拠の有無がその後の対応を左右することも少なくありません。
警察や弁護士に早めに相談する
自身の行為について刑事上のリスクが懸念される場合や、店側から不当な金額を請求されていると感じる場合には、一人で抱え込まず、早い段階で相談することが望ましいです。
被害を受けたと感じる場合は警察への相談が、自身の対応方針や請求への対処を検討したい場合は弁護士への相談が、それぞれ有力な選択肢となります。
どちらに相談すべきか判断が難しい場合でも、まずは弁護士に法律相談をすることで、状況の整理や今後の見通しについて助言を受けられる可能性があります。
メンズエステでのセクハラトラブルでよくある質問

最後に、メンズエステのセクハラトラブルについて、相談時に寄せられることが多い質問を紹介します。
実際の結論は個々の事情によって異なりますが、基本的な考え方の参考にしてみてください。
メンズエステで触っただけでもセクハラになりますか?
触れた部位や状況、セラピストの同意の有無などによって判断は異なるため、セクハラに該当するとは一概にいえません。
施術と無関係な部位への接触や、相手が明確に拒否しているにもかかわらず触れ続けた場合には、セクハラとして問題視される可能性が高くなります。一方で、施術上やむを得ない接触であれば、直ちにセクハラと評価されるわけではないと考えられます。
不安がある場合は、具体的な状況を弁護士に説明し、見解を確認しておきましょう。
メンズエステでセクハラをすると逮捕されますか?
セクハラに当たる行為をしたからといって、必ず逮捕されるとは限りません。
もっとも、行為の内容が不同意わいせつ罪や不同意性交等罪など、重い犯罪に該当すると判断された場合には、逮捕に至る可能性も否定できません。
逮捕の可能性を少しでも減らすには、被害の申告や警察からの連絡があった際には、早めに弁護士へ相談し、対応方針を検討しておきましょう。
セクハラで慰謝料を請求されたら支払う必要がありますか?
請求されたからといって、直ちに支払い義務が生じるわけではありません。
理由としては、慰謝料の支払い義務の有無や金額は、実際の行為の内容や精神的苦痛の程度など、個別の事情を踏まえて判断されるからです。
金額の妥当性に疑問がある場合は、その場で応じるのではなく、一度弁護士に相談し、請求内容が妥当といえるかどうかを確認したうえで対応を検討しましょう。
メンズエステのトラブルを警察に相談してもいいですか?
セラピストへの接触などについて、自身の行為に不安がある場合でも、警察への相談自体は可能です。
ただし、相談内容によっては、自身の行為が捜査の対象となる可能性がある点は理解しておく必要があります。
何をどこまで伝えるべきか迷う場合は、警察への相談に先立って弁護士に相談し、事実関係の整理や説明の仕方についてアドバイスを受けておくと、落ち着いて対応しやすくなります。
トラブルが家族や職場に知られてしまうことはありますか?
店舗やセラピスト側から「家族や職場に連絡する」と告げられ、不安を感じる方は少なくありません。
実際に連絡が行われるかどうかは、その時点では判断できず、事案ごとの状況によって異なります。
もっとも、そうした発言によって相手を畏怖させ、金銭の支払いなどを求める行為自体が、脅迫罪や恐喝罪に該当する可能性もあります。
家族や職場への発覚を防ぎたいときは、弁護士に相談し、相手方との窓口を一本化することで、不要な接触や連絡を抑えられる可能性があります。
メンズエステのセクハラトラブルは弁護士にご相談ください

今回は、メンズエステでのセクハラトラブルについて、NG行為の具体例や犯罪に該当する可能性、実際にトラブルになった場合の対処法を解説しました。
メンズエステでのセクハラは、セラピストへの無断な接触や過度な言動など、日常のちょっとした行動がきっかけとなりえます。行為の内容によっては、不同意わいせつ罪などの刑事責任や、慰謝料などの民事上の責任が問われる可能性もあり、店舗独自の出入り禁止措置にとどまらないケースも少なくありません。
すでにトラブルになっている場合は、その場で安易に金銭を支払ったり、内容を確認しないまま書面に署名したりせず、やり取りの証拠を保存したうえで、冷静に対応することが大切です。
ご自身の行為に不安がある方も、店舗やセラピストから不当と感じる請求を受けている方も、行為の評価や請求の妥当性を一人で判断するのは容易ではありません。
弁護士へ相談することで、行為の内容や当時の状況を踏まえたうえで、想定されるリスクや取るべき対応について具体的なアドバイスを受けられる可能性があります。また、店舗やセラピスト側との交渉が必要な場合には、代理人として対応を任せられるため、直接のやり取りに伴う精神的な負担の軽減にもつながります。
当事務所では、メンズエステをはじめとする風俗トラブルに関するご相談を無料で承っております。現在の状況やご不安な点を丁寧にお伺いしたうえで、経験豊富な弁護士が事案に応じた対応方針をご案内いたします。
一人で抱え込まず、お困りの際はできるだけ早い段階でご相談ください。