会社の悪口を書かれているサイトがGoogleやYahoo!の検索上位に上がっていると、会社への信用が失われて風評被害が発生します。
取引先にも誹謗中傷記事を見られて印象を悪くされる可能性がありますし、新規採用の際に応募者が減ってしまう危険も発生します。
GoogleやYahoo!の検索結果や関連ワード、サジェストを削除するにはどのようにすれば良いのでしょうか?
以下で手順を追って解説していきます。
1.まずは誹謗中傷記事の管理者に削除を求める
誹謗中傷記事がGoogleやYahoo!の検索上位に上がっている場合でも、その記事を削除させれば見られる心配はなくなります。
そこでまずは、記事が投稿されているサイトの管理者に連絡をして,削除を求めましょう。
このままでは仮処分や損害賠償などを求める可能性もあることをしてすれば、任意に削除に応じてもらえる可能性があります。
2.GoogleやYahoo!に連絡する
サイトの管理者本人に連絡がつかない場合や、連絡しても削除に応じない場合には、GoogleやYahoo!に連絡を入れて検索結果からの除外を求められる可能性があります。
Googleの場合には、専用の削除依頼フォームが用意されています。
Yahoo!の場合、こちらのURLから関連ワードからの除外を申請することが可能です。
3.弁護士が任意交渉をする
自分でGoogleやYahoo!のサイト管理者に連絡をしても対応してもらえない場合には、弁護士が任意交渉を行うことによって削除を実現できる可能性があります。
任意交渉で削除されれば1か月程度で記事を検索結果から消すことも可能です。
なおGoogleよりもYahoo!の方が、任意交渉には対応しやすい傾向があります。
4.仮処分を行う
任意交渉では削除に応じてもらえない場合には、裁判所で仮処分を行い、検索結果からの除外命令を出してもらう必要があります。
Googleの場合、海外法人(アメリカ)が相手になるので時間がかかり、2か月程度はみておく必要があります。
一方Yahoo!の場合には日本法人なので、1か月程度で削除命令を出してもらえるケースが多くなっています。
5.弁護士に依頼するメリット
Yahoo!やGoogleで誹謗中傷記事が上位にきているとき、自分でGoogleやYahoo!と交渉するのは困難です。
専用フォームからの通報が聞き入れられなかった場合、諦めざるを得ないのが現実でしょう。
しかし弁護士に依頼すれば、任意交渉や仮処分によって法的強制力を持って検索結果や関連ワード、サジェストワードを除外できます。甘んじて権利侵害を受け続ける必要はありません。
当事務所ではインターネット誹謗中傷対策に力を入れて取り組んでいます。風評被害にお困りでしたら、あきらめないでご相談下さい。