2ちゃんねる(2ch)は、日本最大のインターネット掲示板であり、利用者数も非常に多数です。いったん炎上するとすさまじい勢いで情報が拡散されるので、誹謗中傷されたら早急に削除させなければなりません。
また最近では2ちゃんねるが「5ちゃんねる」に改名されており状況をつかめていない方もおられるでしょうから、現在の「2ちゃんねる」と「5ちゃんねる」の関係についても把握しておきましょう。
以下では2ちゃんねると5ちゃんねるの関係、誹謗中傷を受けた場合の対処方法をご紹介します。
1.2ちゃんねると5ちゃんねるの関係
2ちゃんねるは、日本でもっとも古いインターネット掲示板です。ありとあらゆる種類のトピックが立っており利用者も多く、匿名による投稿がほとんどで炎上も頻繁に起こります。
実は2ちゃんねるには、過去「2ch.sc」と「2ch.net」という2種類の掲示板がありました。2つはミラーサイトであり、内容はほとんど同じです。
これらが仲違いを起こし、最近2ch.netの方が5ちゃんねるに改名し、ドメインも5ch.netに変更されました。
そこで今は2ch.scの2ちゃんねると5ch.netの5ちゃんねるが併存する状態となっています。
2.2chや5chで誹謗中傷された場合の対処方法
2ちゃんねるでも5ちゃんねるでも、誹謗中傷されたときの拡散力は大きいので、早急に対応すべきです。
2-1.削除依頼する際の問題点
一般的に、サイト上で誹謗中傷されたらサイト管理者に削除依頼するのが効果的です。ただ、2ちゃんねるや5ちゃんねるの場合、管理人への削除依頼はあまり効果的ではありません。特に2ch,scで削除依頼するときに「削除依頼スレッド」を使うと、削除依頼したことと内容が公開されます。すると、これを機に再炎上するケースもあります。また法人からの削除依頼への対応は消極的です。
2-2.効果的な削除の方法
2ちゃんねるや5ちゃんねるで誹謗中傷の投稿やコメントを削除させるには、裁判所で「仮処分」を利用するのが効果的です。
仮処分が成功すると裁判所から2ちゃんねるや5ちゃんねるの運用法人に対し、誹謗中傷投稿の削除命令が出ます。すると該当の投稿は削除されます。
2-3.犯人を特定してペナルティを与える
また、2ちゃんねるや5ちゃんねるに誹謗中傷の投稿をした犯人を特定し、損害賠償請求や刑事告訴などを行い、違法な投稿をしたことについてのペナルティを与えることも必要です。
以上、仮処分や犯人特定の手続き、損害賠償請求などは弁護士が代理で手続きを進めることによってスピーディかつスムーズに進められます。
2ちゃんねるや5ちゃんねるで誹謗中傷されると、他サイトへの転載などによってどんどん拡散される可能性があります。お悩みの会社や個人の方がおられましたら、被害が広がる前に、お早めにご相談下さい。